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ふじい 2026.09.05

藤井のうた

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フルバージョン 4:00

この曲のこと

DESIGN

「藤(垂れ下がって揺れて咲く)」を、夕方の各駅停車のつり革に掛かった指先に翻訳した。 藤・花・井戸は一語も出さない。核はサビの逆説「つかまってて いい/ゆれるほど きれい」。名前は「藤井の指先」に文法接続し、音は「ふじいろ」に隠す。

歌詞

LYRICS
点線の行をタップすると、その言葉を選んだ理由が出ます Verse 1
5時半の 各駅時刻と電車の種別を置くだけで、場所と季節と気分が決まる。特急ではなく各駅なのは、止まる回数が多いから。
窓が 藤色に 変わる 屋根の 向こうで 日が ゆっくり 沈む
イヤホンの 曲が曲が終わっても外さない時間。何もしていない時間を肯定するために、あえて動作を止めた。
終わっても そのまま 腕は 上げたまま 揺れに まかせてる Pre-Chorus 自分で 立たなくて いい 何かに つかまったまま 揺れてる 時間が なにより きれい Chorus
つかまってて いい藤は自分では立てない。何かに巻きついて垂れ、揺れて咲く。その性質をそのまま肯定の言葉にした。この曲の芯。
揺れるほど きれい 藤色の 窓に
つり革 ならんで藤色は藤の花の色を指す伝統色。名字の「藤」を色として出し、花そのものは一度も出さない。
藤井の 指先がつり革の輪に掛かって垂れる指先は、藤の花房の付け根と同じ形をしている。名前を「指先」に接続することで、由来を説明せずに立ち上げた。
だれより きれいに 揺れてる Verse 2 踏切の 音が 遠くで 消える トンネルを 抜けたら 窓が 明るくなる ガラスに 映った 顔も 藤色で 少しだけ やさしい 顔に なってる [Pre-Chorus](同上) [Chorus](同上) Bridge 駅に 着くたび だれかが 降りて 空いた つり革が そろって 揺れる ひとつも 同じ 揺れ方は なくて それが きれい [Chorus](同上) Outro ドアが 開いても 腕が まだ 揺れてる
藤井の 指先に電車を降りても揺れが残り、色が残る。「井」は井桁、つまり格子。藤が垂れる棚の形が、名字の二文字にそのまま入っている。
藤色が のこる

名字の由来

ORIGIN
全国41〜45位・約29.6万〜31.3万人(資料により幅がある)出典:日本姓氏語源辞典(人名力)・名字由来net
由来には、藤原氏の「藤」によるもの、各地の「藤井」という地名によるもの、藤と水を汲む場所(井)にちなむものなど、別々の系統がある出典:日本姓氏語源辞典(人名力)・名字由来net
古代の葛井(ふじい)氏は百済系の渡来氏族・白猪史の後裔で、葛井連に改姓し、河内国の葛井寺(現・大阪府藤井寺市)を氏寺としたとされる出典:藤井寺市「藤井寺のあらまし」
人名力の推計では、広島・大阪・山口に多く、兵庫・岡山・東京・愛知・神奈川・北海道・福岡が続く出典:日本姓氏語源辞典(人名力)